糖尿病で診断された患者では約36%が非肥満者である.
糖尿病発症には家族歴が強く関与しているが,先行研究からは肥満者に比べ,非肥満者のほう,家族歴の影響がより強いと報告された.
また,父親の糖尿病歴に比べ,母親のほうが,本人の糖尿病発症とより強く関連しているとも報告された.
Prediabetes, いわゆる前糖尿病状態,あるいは血糖のコントロール不良の時には,体重の増加・減少がよくみられる.
先行研究では,ベースライン時のBody Mass Index (BMI)のみを考慮しているが,その前後の体重の増減も考慮する必要がある.