高校1年生のための助動詞学習ガイド

教科書準拠:Lesson 6「Food」(pp.41–43)、Lesson 7「School Life」(pp.45–47)、Lesson 8「Daily Life」(pp.49–51)

学習のしかた:①「教科書で確認」を開く → ②意味と使い分けを読む → ③「なるほど!」を確認 → ④練習に挑戦する。まず★基本だけ、余裕があれば「プラスα」へ。教科書の練習問題を解く前後の復習にも使おう。

※教科書の英文は要点となる短い表現を参照し、解説用の例文は原則として新たに作成しています。ページ番号は提供された写真に基づきます。

学習内容と教科書の対応

順番 学習項目 教科書の場所 優先度
1 can / be able to:~できる L6 p.41 Forms、p.42 A ★基本
2 may / can’t:~かもしれない/~のはずがない L6 p.41 Forms、p.43 B ★基本
3 may have / cannot have + 過去分詞 L6 p.43 C ★応用
4 must / have to / should:義務・助言 L7 p.45 Forms、p.46 A ★基本
5 must / should:推量 L7 p.45 Forms、p.47 B ★基本
6 must have / should have + 過去分詞 L7 p.47 C ★応用
7 can / could / will / would:依頼 L8 p.49 Forms、p.50 A ★基本
8 may / shall:許可・申し出・提案 L8 p.50 A ★基本
9 will / won’t:意志・拒否 L8 p.51 B ★基本
10 would:控えめな推量 L8 p.51 C ★応用

Lesson 6|「できる」「かもしれない」を表そう

1 can と be able to ★基本

教科書で確認:p.41 Start-Up / Forms の Are you able to join me for lunch?、We can choose curry or pasta.、My father can make a great curry. を見てみよう。さらに p.42 A に進もう。

表現 まず覚える意味 例文(日本語訳)
can + 動詞の原形 ~できる I can cook rice.(私はご飯を炊けます。)
be able to + 動詞の原形 ~することができる She is able to speak English.(彼女は英語を話せます。)
cannot / can’t + 動詞の原形 ~できない I can’t eat spicy food.(辛いものを食べられません。)

「なるほど!」ポイント① will can とは言えない!

  • ❌ I will can cook dinner tomorrow.
  • ✅ I will be able to cook dinner tomorrow.(明日は夕食を作れるようになります。)

理由:can と will はどちらも助動詞で、普通はそのまま並べられないから。be able to なら will の後に使えます。

「なるほど!」ポイント② 過去の「能力」と「実際の成功」は少し違う

  • I could swim when I was six.(6歳のとき、泳ぐことができた。)→ 当時の能力。
  • I was able to catch the last bus yesterday.(昨日、終バスに間に合うことができた。)→ その場で実際に成功したこと。

補足:過去の特定の成功には was/were able to が基本。ただし、couldn’t は特定の場面でできなかったことにも使えます。また could see/hear などの例外もあります。これは教科書より一歩進んだ知識です。

確認:「来年、私は車を運転できるようになるだろう。」→ I will (     ) drive a car next year.

2 may と can’t:可能性を考えよう ★基本

教科書で確認:p.41 Forms の The curry may be the vegetarian option.、p.43 B の He may be a vegetarian. / This can’t be his original recipe.。

表現 意味 例文(日本語訳)
may + 動詞の原形 ~かもしれない It may rain tomorrow.(明日は雨が降るかもしれません。)
can’t + 動詞の原形 ~のはずがない That can’t be true.(それが本当のはずがありません。)

「なるほど!」ポイント③ 同じ can でも、否定すると「不可能だ」という強い推量になることがある!

  • I can’t swim.(私は泳げません。)→ 能力の否定。
  • He can’t be a teacher.(彼が先生のはずがありません。)→ 推量の否定。

見分け方:文の内容と状況を見る。「泳げない」は能力、「先生のはずがない」は話し手の判断です。

確認:「彼女は今、家にいるかもしれない。」→ She (     ) be at home now.

3 may have / cannot have + 過去分詞 ★応用

教科書で確認:p.43 C の You may have put too much salt in the soup. と You cannot have tasted it.。

形 意味 例文(日本語訳)
may have + 過去分詞 ~したかもしれない He may have forgotten his homework.(彼は宿題を忘れたかもしれません。)
cannot have + 過去分詞 ~したはずがない She cannot have eaten it all.(彼女がそれを全部食べたはずはありません。)

「なるほど!」ポイント④ have があると、過去について判断できる

  • He may be busy.(彼は今、忙しいかもしれません。)
  • He may have been busy yesterday.(彼は昨日、忙しかったかもしれません。)

「今の推量」か「過去の出来事についての推量」かを比べよう。may have の have は「持つ」という意味ではありません。


Lesson 7|「しなければならない」「すべきだ」を表そう

4 must / have to / should ★基本

教科書で確認:p.45 Start-Up / Forms の You have to wear your school uniform every day.、We must take off our shoes…、The students and the school should look neat and organized.。さらに p.46 A の3例を確認しよう。

表現 意味・感覚 例文(日本語訳)
must + 動詞の原形 ~しなければならない(強い義務) You must follow the rules.(規則に従わなければなりません。)
have to + 動詞の原形 ~しなければならない(状況上の必要) I have to get up at six.(6時に起きなければなりません。)
should + 動詞の原形 ~すべきだ/~したほうがよい(助言) You should sleep earlier.(もっと早く寝たほうがよいですよ。)

注意:must と have to は実際の会話で重なる場面も多く、常に「主観/客観」で完全に分けられるわけではありません。

「なるほど!」ポイント⑤ must not と don’t have to は全然違う!

表現 意味 例文
must not 禁止:~してはいけない You must not run here.(ここで走ってはいけません。)
don’t have to 不要:~する必要はない You don’t have to run.(走る必要はありません。)

教科書の p.46 A にも We don’t have to wear our school uniforms on Fridays. があるよ。「してはいけない」のか、「しなくてもいい」のかを間違えないように。

「なるほど!」ポイント⑥ must の過去の義務は had to

  • Today, I have to study.(今日は勉強しなければなりません。)
  • Yesterday, I had to study.(昨日は勉強しなければなりませんでした。)

musted という形はありません。未来の義務なら will have to と言えます。※こちらは教科書内容を理解するための補足です。

確認:「明日は制服を着る必要がありません。」→ I (     ) wear a uniform tomorrow.

5 must / should は推量にも使える ★基本

教科書で確認:p.45 Forms の説明(must=「そうにちがいない」、should=「そのはずだ」)、p.47 B の All the school staff must be very busy today. / They should be on their way home from school now.。

表現 推量するときの意味 例文(日本語訳)
must be … ~に違いない She must be tired.(彼女は疲れているに違いありません。)
should be … ~のはずだ He should be home now.(彼は今ごろ家にいるはずです。)

「なるほど!」ポイント⑦ must は「義務」だけじゃない

  • You must be quiet.(静かにしなければなりません。)→ 義務。
  • You must be tired.(あなたは疲れているに違いありません。)→ 推量。

見分け方:be quiet は相手に求める行動、be tired は相手の状態についての判断です。

6 must have / should have + 過去分詞 ★応用

教科書で確認:p.47 C の The transfer student must have been nervous on her first day. と I should have brought my laptop to school.。

形 この課での意味 例文(日本語訳)
must have + 過去分詞 ~したに違いない He must have studied hard.(彼は一生懸命勉強したに違いありません。)
should have + 過去分詞 ~すべきだったのに I should have checked my bag.(かばんを確認すべきでした。)

「なるほど!」ポイント⑧ should と should have は「いつ」の話かが違う

  • You should study more.(もっと勉強したほうがいい。)→ 今後へのアドバイス。
  • You should have studied more.(もっと勉強すべきだったのに。)→ 過去への後悔・批判。

プラスα:should have + 過去分詞 には「~したはずだ」という推量の意味もあります。例:The train should have arrived by now.(電車はもう着いたはずです。)文脈で判断します。


Lesson 8|人に頼む・意志を表す・推量する

7 依頼:can / could / will / would ★基本

教科書で確認:p.49 Start-Up / Forms の Would you help me with this package? と Can you give me a few minutes?、p.50 A の依頼表現。

表現 使う場面・印象 例文(日本語訳)
Can you …? 親しい間柄で気軽に頼む Can you open the door?(ドアを開けてくれる?)
Could you …? 丁寧に頼む Could you open the door?(ドアを開けていただけますか。)
Will you …? 相手に行動を頼む Will you carry this bag?(このかばんを運んでくれますか。)
Would you …? 控えめ・丁寧に頼む Would you carry this bag?(このかばんを運んでいただけますか。)

「なるほど!」ポイント⑨ could と would は過去の意味とは限らない

Could you …? や Would you …? は、今の相手にお願いするときにも使います。直接的すぎない表現にすることで、丁寧に聞こえるのです。ただし、丁寧さは声の調子や状況によっても変わります。

8 許可・申し出・提案:may / shall ★基本

教科書で確認:p.50 A の Shall I take a photo of you?。同じページの F-GUIDE では May I …? や Shall we …? も説明されています。

表現 意味 例文(日本語訳)
May I …? ~してもよろしいですか May I use your pen?(ペンをお借りしてもよろしいですか。)
Shall I …? 私が~しましょうか Shall I help you?(お手伝いしましょうか。)
Shall we …? 一緒に~しませんか Shall we go now?(そろそろ行きましょうか。)

「なるほど!」ポイント⑩ Shall I と Shall we は主語で役割が違う

  • Shall I carry your bag? → 私が持ちましょうか。(申し出)
  • Shall we take a break? → 一緒に休憩しませんか。(提案)

9 will / won’t:意志・拒否 ★基本

教科書で確認:p.51 B の I’ll bring some food to the party. と My little brother won’t listen to me.。

表現 意味 例文(日本語訳)
will + 動詞の原形 ~するつもりだ I will help you.(私が手伝います。)
will not / won’t + 動詞の原形 どうしても~しようとしない(拒否) My dog won’t eat this food.(うちの犬はどうしてもこの餌を食べようとしません。)

「なるほど!」ポイント⑪ won’t は単なる未来の否定だけではない

  • I won’t go tomorrow.(私は明日行きません。)→ 未来についての否定・意思。
  • My computer won’t start.(パソコンがどうしても起動しません。)→ 思いどおりに動かない様子。

同じ won’t でも、主語や状況によって意味が変わります。

10 would:控えめな推量 ★応用

教科書で確認:p.51 C の That would be a good idea.。同じページの F-GUIDE にも、would が控えめな推量に使われる説明があります。

表現 意味 例文(日本語訳)
would ~でしょうね/~だと思います(控えめに述べる) That would be nice.(それはいいでしょうね。)
would probably おそらく~でしょう She would probably like it.(彼女はたぶんそれを気に入るでしょう。)

「なるほど!」ポイント⑫ would は「もしそうなら」と想像する気持ちにも使う

  • That is a good idea.(それはいい考えです。)→ はっきり述べる。
  • That would be a good idea.(それはいい考えでしょうね。)→ 提案や仮定に対して、少し控えめに述べる。

最後に|間違えやすいところだけ総復習

比べる表現 最も大事な違い 復習ページ
can / be able to will の後には be able to p.41–42
may / can’t 「かもしれない」/「はずがない」 p.43
may be / may have been 現在の推量/過去の推量 p.43
must / have to / should 強い義務・必要/助言 p.45–46
must not / don’t have to 禁止/不要 p.46
must be / should be 「違いない」/「はずだ」 p.47
must have / should have 過去の強い推量/過去への後悔(この課の基本) p.47
Can you / Could you 気軽な依頼/丁寧な依頼 p.49–50
Shall I / Shall we 私がしましょうか/一緒にしませんか p.50
will / won’t 意志/拒否など p.51
will / would 直接的な意志・予測/控えめな表現など p.51

確認問題(授業後・家庭学習用)

A.空欄に最も適切な表現を入れよう。 必要なら形を変えよう。

  1. 私は来年、英語で会話できるようになるでしょう。〔p.41–42〕
    I will (      ) speak English next year.
  2. この話が本当のはずはありません。〔p.43〕
    This (      ) be true.
  3. 彼は宿題を忘れたかもしれません。〔p.43〕
    He (      ) forgotten his homework.
  4. 明日、学校に行く必要はありません。〔p.46〕
    You (      ) go to school tomorrow.
  5. 彼女は疲れているに違いありません。〔p.47〕
    She (      ) be tired.
  6. 昨日のうちに宿題を終わらせるべきでした。〔p.47〕
    I (      ) finished my homework yesterday.
  7. 窓を開けていただけますか。〔p.49–50〕
    (      ) you open the window?
  8. 私が写真を撮りましょうか。〔p.50〕
    (      ) I take a photo?
  9. 弟はどうしても野菜を食べようとしません。〔p.51〕
    My brother (      ) eat vegetables.
  10. それはよい考えでしょうね。〔p.51〕
    That (      ) be a good idea.
解答・解説を確認する
  1. be able to:will can は不可。
  2. can’t / cannot:否定の強い推量。
  3. may have:過去について「かもしれない」。
  4. don’t have to:禁止ではなく「必要なし」。
  5. must:強い推量。
  6. should have:過去への後悔・批判。
  7. Could / Would:丁寧な依頼。Can / Will も文脈により可能。
  8. Shall:自分が何かする申し出。
  9. won’t / will not:拒否・意志。
  10. would:控えめな推量。

教科書の問題にもチャレンジ

この教材を読み終えたら、L6:p.42 A・p.43 B/C → L7:p.46 A・p.47 B/C → L8:p.50 A・p.51 B/C の順で解き直そう。間違えたときは、この教材の該当する「なるほど!」ポイントに戻って、なぜその助動詞になるのかを自分の言葉で説明してみよう。