対数入門
微分入門
ネイピア数 e の解説
\[ Y=\log_a X \]
X=1 のとき Y=0
X=a のとき Y=1
a は底、X は真数と呼ばれる。
X を作るために、a を Y 回掛ければよいと考える。
グラフは指数関数
\[ Y=a^X \]
と直線 Y=X に関して対称になる。
\[ \log_a P<\log_a Q \]
\[ \log_a P>\log_a Q \]
\[ \log_a P+\log_a Q=\log_a(PQ) \]
\[ \log_a P-\log_a Q = \log_a\left(\frac{P}{Q}\right) \] # 微分
微分とは、ある任意の点における関数の傾きを示すものである。変化率とも考えられる。
定義的なところで言えば、X が a から b の間で進む量は、次のように表される。
\[ b-a \]
Y が変化する量は、次のように表される。
\[ f(b)-f(a) \]
この二つを使うと、平均変化率は次の式で表される。
\[
\frac{f(b)-f(a)}{b-a}
\]
- 微分係数は、b を a に近づけることで求められる。
\[ f'(a) = \lim_{b\to a} \frac{f(b)-f(a)}{b-a} \]
または、次のように表す。
\[ f'(a) = \lim_{h\to0} \frac{f(a+h)-f(a)}{h} \]
微細な Y の変化を微細な X の変化で割ったものであり、関数上では傾きになる。
微分の基本としては、指数を1つ下げて、下げる前の指数の数字を係数に掛ける。
一般に、次の公式が成り立つ。
\[ \frac{d}{dx}x^n = nx^{n-1} \]
例えば、次の関数を微分する。
\[ 4X^4 \]
指数の 4 を係数に掛け、指数を1つ下げる。
\[ 4\cdot4X^3 = 16X^3 \] # いろいろな関数の微分
\[ (f(x)g(x))' = f'(x)g(x)+f(x)g'(x) \]
\[ \left(\frac{f(x)}{g(x)}\right)' = \frac{f'(x)g(x)-f(x)g'(x)} {g(x)^2} \]
\[ (\sin x)'=\cos x \]
\[ (\cos x)'=-\sin x \]
\[ (\log x)'=\frac1x \]
\[ (\log_a x)' = \frac1{x\log a} \]
\[ (\log |f(x)|)' = \frac{f'(x)}{f(x)} \]
\[ (e^x)'=e^x \]
\[ (a^x)' = a^x\log a \] # ネイピア数 e の解説
ネイピア数 \(e\) は、複利を無限回に分けた極限から導かれる。
1年間の利率を100%とし、1年間を \(n\) 回に分けて複利計算すると、
\[ \left(1+\frac{1}{n}\right)^n \]
となる。
分割数 \(n\) を無限に大きくすると、
\[ n\rightarrow\infty \]
となる。
二項定理より、
\[ (a+b)^n = \sum_{k=0}^{n} \binom{n}{k} a^{\,n-k}b^k \]
ここで
\[ a=1,\qquad b=\frac1n \]
を代入すると、
\[ \left(1+\frac1n\right)^n = 1 + 1 + \frac{1}{2!} + \frac{1}{3!} + \cdots \]
という形になる。
\(n\rightarrow\infty\) のとき、
\[ e = \sum_{k=0}^{\infty} \frac1{k!} \]
となる。
したがって、
\[ e = 2.718281828\cdots \]
となる。
これは自然対数の底として用いられる重要な定数である。