社会学演習 授業計画 金3 2026前期
1 初回授業内容メモ
- オリエンテーション
- 自己紹介
- 発表順調整
2 目標
- 論文が「読める」ようになる
- 3月の数理社会学会の萌芽セッションで発表できるようになる
3 オフィスアワー
- KULASIS 参照
- メールでアポを取ってもらえれば随時。
4 テキスト
前期は、文献リストの論文をダウンロードして読むこと。ダウンロードには 京大の認証システム EJDB の設定 が必要。
学部の社会学実習のシラバスには日本語で読める要因配置調査実験関連の文献あり。
5 評価
レポート 50%, 報告など 30%, その他平常点 20%
単位の必要な人は出席をとる。半期の間に 3回以上欠席したら F。
5.1 レポート課題
- 5年インパクト・ファクター (IF) が 3.5 以上の雑誌に2020年以降に掲載されている社会学の原著論文を一つ取り上げ、その内容を要約したうえで自由に論じなさい。
- 指定された要領に従ってデータを分析した結果をミニレポートにまとめなさい。
IF は Claviate 社の Journal Citation Reports を参照。
6 前期の授業予定
授業の前半は以下の予定表の通り。後半は太郎丸が指導している院生の研究報告にあてる。空いているスロットは報告歓迎。スライドを使って発表すること。
各回の予定は以下の表の通り。
| 日付 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 4/10 | オリエンテーション、発表順調整 | |
| 4/17 | Schunck, Gereke, and Hellriegel (2025) | |
| 4/24 | Wang and Akin (2025) | |
| 5/1 | 月曜授業日(休講) | |
| 5/8 | Weber and Noorda (2026) | |
| 5/15 | García-Sierra and Grätz (2025) | |
| 5/22 | Cole (2025) | |
| 5/29 | Brandmayr (2025) | |
| 6/5 | Rao and Greve (2024) | |
| 6/12 | Rの練習 | |
| 6/19 | データの解説・読み込み | |
| 6/26 | ミニレポート解説 | |
| 7/3 | ミニレポート発表1 | |
| 7/10 | ミニレポート発表2 | |
| 7/17 | 予備日 | |
| 7/24 | 試験/フィードバック期間 | |
| 7/31 | 試験/フィードバック期間 |
ほぼ毎回、司会者、論文等発表者、自分の研究発表者、の 3人をあてる。
発表者など調整表へのリンク 。Google Spreadsheet で、閲覧・編集には京大のアカウントでのログオンが必要。
7 受講に必要な知識・スキル
- 日本語と英語
- 社会学の基礎
- 重回帰分析程度の統計の知識
8 発表の仕方
- ページ数は指定しないが、20分程度で。
- スライドを用意
- 発表用ファイルは pdf 形式に変換し、発表当日の 13時までにこの授業のコースサイトにアップロードする。具体的には「フォーラム」、「発表用フォーラム」、「発表用トピック」、を順次クリックし、「新しいスレッドを作成」ボタンをクリックし、タイトルには発表の内容を表す名前をつけ、本文は書かず、発表用ファイルを添付して投稿する。ファイルを更新して再投稿する場合は、自分の投稿に返信し、返信に新しいファイルを添付する。
- 発表中随時、「なぜ?」、「具体的には?」といった質問をするので、適宜答えるように。
9 質問・コメント
- 質問・コメントは大歓迎。
- 質問・コメントの際は所属と名前を名乗ってから
- 質問・コメントは、自分の考えを整理し、理解を深めるうえで有効
- 質問・コメントは、発表者に対する贈り物
10 要約のコツ
- 論文で重点的に要約すべきセクションは?
- 要約で必ず意味を説明すべきフレーズはどこに?
- 聞き手を誰だと想定するか?
- 要約者は著者の敵になるべきか?
- 原文と要約のあいだの対応関係をどう示すか?
- データや分析結果についてはどう触れるべきか?
11 AI 等の利用
- 利用してよいが、京大社会学専修 卒論、修論、博論 執筆ガイド 2025/02/28版 のルールを守ること。お金も時間も知識もない! それでも優れた卒論・修論を書く! の AI 利用の章も参照。
- 指定された論文やテキストは必ず自分の目で読むこと。AI の要約に依存して読むのを怠ると、読解力が伸びない恐れがあるのはもちろん、間違いを犯すリスクがある。
文献
Brandmayr, Federico. 2025. “The Left and the Right in the Ethnographic Imagination.” Poetics 113:102056. doi:10.1016/j.poetic.2025.102056.
Cole, Wade M. 2025. “Abortion Policies in a Polarizing World Society, 1970 to 2020.” American Sociological Review 90(4):594–625. doi:10.1177/00031224251335964.
García-Sierra, Alicia, and Michael Grätz. 2025. “Does Expanding Free Secondary Education Moderate the Relationship Between Genes and Socioeconomic Outcomes? Evidence from the Education Act of 1944 in England.” American Journal of Sociology. doi:10.1086/740030.
Rao, Hayagreeva, and Henrich R. Greve. 2024. “The Plot Thickens: A Sociology of Conspiracy Theories.” Annual Review of Sociology, 50:191–207. doi:https://doi.org/10.1146/annurev-soc-030222-031142.
Schunck, Reinhard, Johanna Gereke, and Emily Hellriegel. 2025. “Gendered Beauty Inequalities? A Multiverse Analysis of Physical Attractiveness, Occupational Gender-Typicality and Earnings in the German Labour Market.” European Sociological Review 41(6):935–50. doi:10.1093/esr/jcaf008.
Wang, Ming (Bryan), and Heather Akin. 2025. “Effects of Epistemic Beliefs, Science Populism, and Social Media Use on Climate Change Misperceptions.” Public Understanding of Science 35(1):24–43. doi:10.1177/09636625251343510.
Weber, Millicent, and Rachel Noorda. 2026. “Reader-Character Identity Interdependence: An Empirical Investigation of Congruence in Identity and Reading.” Poetics 114:102075. doi:10.1016/j.poetic.2026.102075.