中級統計学:復習テスト14

作者

村澤 康友

公開

2025年11月13日

注意

すべての質問に解答しなければ提出とは認めない.正答に修正した上で,復習テスト14〜20を順に重ねて左上でホチキス止めし,第3回中間試験実施日(12月12日の予定)に提出すること.

  1. 以下の用語の定義を式または言葉で書きなさい(各20字程度).
  1. 統計的推測

  2. 母集団

  3. 標本

  4. 無作為抽出

  5. 母数

  6. 統計量

  7. 標本分布

  1. 一部の観察から全体について推測すること.

  2. 考察の対象全体.

  3. 母集団のうち実際に観察される部分.

  4. どの個体の組合せも等確率で取り出される抽出.

  5. 確率分布の特性を表す定数.

  6. 標本の関数.

  7. 確率的な標本抽出にともなう統計量の分布.

  1. 母集団分布を \mathrm{N}\left(\mu,\sigma^2\right) とする.母集団から無作為抽出した標本を (X_1,\dots,X_n) とする.
  1. 標本平均を式で定義しなさい.

  2. 標本平均の平均(期待値)が母平均に等しいことを示しなさい.

  3. 標本平均の分散を求めなさい.

  4. 標本平均の分布を求めなさい.

\bar{X}:=\frac{X_1+\dots+X_n}{n}

  1. 期待値の線形性より

\begin{align*} \operatorname{E}\left(\bar{X}\right) & =\operatorname{E}\left(\frac{X_1+\dots+X_n}{n}\right) \\ & =\frac{\operatorname{E}(X_1+\dots+X_n)}{n} \\ & =\frac{\operatorname{E}(X_1)+\dots+\operatorname{E}(X_n)}{n} \\ & =\frac{\mu+\dots+\mu}{n} \\ & =\mu \end{align*}

  1. X_1,\dots,X_n は独立なので

\begin{align*} \operatorname{var}\left(\bar{X}\right) & =\operatorname{var}\left(\frac{X_1+\dots+X_n}{n}\right) \\ & =\frac{\operatorname{var}(X_1+\dots+X_n)}{n^2} \\ & =\frac{\operatorname{var}(X_1)+\dots+\operatorname{var}(X_n)}{n^2} \\ & =\frac{\sigma^2+\dots+\sigma^2}{n^2} \\ & =\frac{\sigma^2}{n} \end{align*}

  1. 正規分布の線形変換は正規分布なので

\bar{X} \sim \mathrm{N}\left(\mu,\frac{\sigma^2}{n}\right)