R言語には強力なグラフ作成機能があり,データの可視化に広く利用されています。Rでは多様な種類のプロットを簡単に作成することができます。以下にR言語のグラフについて説明します。

(1)ヒストグラム(Histogram)

Rにてヒストグラムを描く

Rにはヒストグラムを描くライブラリが標準でインストールされている。ヒストグラムを作成するには、hist()関数を使用する。以下のデータをvに格納し,そのデータのヒストグラムが作成される。ヒストグラムは、データの分布を視覚的に表現するための棒グラフの一種で,データの範囲をいくつかの区間に分け、それぞれの区間に含まれるデータの頻度や割合を棒の高さで示する。ヒストグラムは、データの分布の形状や傾向を直感的に理解するためによく使われる。

# Create data for the graph.
v <-  c(9,13,21,8,36,22,12,41,11,33,19)
# Create the histogram.
hist(v,xlab = "Weight",col = "blue",border = "yellow")

図の装飾

コマンド hist には様々なオプションが用意されており,それらを用いるとより綺麗なグラフが描ける.オプション breakでは引数にベクトルを読み込むことでヒストグラムの横軸の範囲と分割の幅を指定できる。mainではグラフのタイトルを指定する.xlab ではX軸の名前を指定し,ylimにはベクトルを指定することで,Y軸の範囲を指定する.colには色名を指定する。この例では’blue’という色名を使用する。