課題:層化してJリーグにおけるホームチームの平均得失点差を推定

太郎丸 博

2024-06-15

背景:ホームチーム・アドバンテージ

背景:文化や時代による差

今回の課題

  1. 観客数で層化してホームチームの平均得失点差と標準偏差(の推定値, N-1 で割るやつ)、標準誤差を計算しなさい。
  2. チーム別にホームの場合とアウェイの場合の得失点差の差を計算しなさい。

担当する大会の種類・年度の決定

課題1: 入場者数を適当なカテゴリに分割

課題1: 入場者数カテゴリ別に得失点差、標準偏差、標準誤差を計算

課題1: 全体の平均処置効果の計算

課題1: 交互作用効果の解釈

課題1: まとめと考察

課題2: チーム別の得失点差を計算

課題2: まとめと考察

補足説明 - チーム別の場合、ホームでもアウェイでも勝ち越している/負け越しているチームがおり、単純にホームチーム別に平均得失点差を計算しても、それだけではホームチームの優位度はわからない。そのチームがアウェイのときの平均得失点差と比較して初めて、そのチームが特にホームで勝ちやすいのかがわかる - チーム別に計算すると試合数が非常に少ない場合もかなりあるので、解釈には注意

文献

Courneya, Kerry S., and Albert V. Carron. 1992. “The Home Advantage in Sport Competitions: A Literature Review.” Journal of Sport & Exercise Psychology 14(1).
Richard Pollard, Jaime Prieto, and Miguel-Ángel Gómez. 2017. “Global Differences in Home Advantage by Country, Sport and Sex.” International Journal of Performance Analysis in Sport 17(4):586–99. doi: 10.1080/24748668.2017.1372164.
原田尚幸, 守能信次, 原田宗彦, and 菊池秀夫. 1996. “ホームアドバンテージ (Home Advantage) と観衆要因に関する研究.” 中京大学体育学論叢 38.
安部健太. 2017. “観客の有無によるホームアドバンテージへの影響: サッカーの無観客試合を手掛かりに.” 対人社会心理学研究 17:53–60.
池田功毅, and 平石界. 2016. “心理学における再現可能性危機:問題の構造と解決策.” 心理学評論 59(1):3–14. doi: 10.24602/sjpr.59.1_3.